ヒマラヤにあるブータン王国というイメージで、「冬は寒いのでしょ。」って言われることがよくありますが・・・。
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沖縄とほぼ同じ緯度&1000m級の高低差
実は日本の冬の方が体感は寒いかも?私のブータン家族が日本に来ると、「寒い!」と、お出掛けする度に悲鳴をあげています。
ブータンは、実は沖縄と同じくらいの緯度にあり、冬は乾期で快晴の日が多いので、太陽が出ている日中は意外と寒くないのです。
ちょっとブータンの地形のお話しをすると、南のインドと北のヒマラヤの標高差は7,000mぐらい。南北の真ん中ぐらいに東西を結ぶ道路があり、東から西の間は峠を登ったり下ったり。谷がある、2,000m台、1,000m台に多くの村があります。
例えば、空港があるパロは2,300m。首都ティンプーは2,400m。冬の都のプナカは1,300m。標高差で気候は変わります。標高が高いところは高原の気候で朝晩は寒いです。
暖かなプナカ
そこで、ブータンには、夏と冬で居住地を移す習慣があります。ブータンで1番偉い高僧は、冬をプナカで過ごします。
プナカは亜熱帯気候で、季節は冬にもかかわらず、サボテンやブーゲンビリアの花が咲き、マンゴーやバナナなどの南国の果物を育てているのです。
冬のブータンのプランでは、この暖かいプナカにゆっくり2泊します。
青空の中、田畑の畦道を歩いて寺院にハイキングしたり、白くて美しいプナカ・ゾン、火事で全焼した後に新築されたウォンディ・フォダン・ゾンなどを見学していただくのです。
農閑期ならではのブータンらしい家族の風景に出会える
ブータンの冬は、農家も子供たちも長いお休み期間。
子供たちは外で元気に遊び、おじいちゃん、おばあちゃんはのんびりと日向ぼっこしたり、寺院をクルクルとお祈りして廻っています。
世代を交えて、のんびりとしたブータンらしい様子が眺められるのが、まさにこの季節なのです。
民家を訪問して、シンプルに暮らす様子を体験して、一緒にのんびりとした時間を過ごしてみてください。
ないものはたくさんあっても「幸せ」なんだと体感することができるかもしれません。
冬だからこそ快適にのぼれる聖地タクツァン僧院
首都ティンプーでは、ティンプー市民の祈りの場である寺院などをめぐります。
以前は雑多だった野菜市場がリニューアルされて、「カジャ・トム(食の街)」に生まれ変わりました。
ブータン最大級で、国内産の野菜、果物、乳製品、肉、穀物、お香、隣国インドからの輸入品が並びます。フードコートも新設され、ブータンのローカルフード、ファーストフードなどが食べられます。近年、都会化したブータンの暮らしの様子もぜひ体験していただきたいと思っています。
そして、由緒ある寺院が多いパロでは、ブータンで最も聖地であるタクツァン僧院へトレッキング。
3時間ほど登るので気温の低い冬の方がむしろ快適にトレッキングしていただけます。
この季節だからこそ体にしみる? ブータンの石焼風呂
ブータン人は、毎日お風呂に入る習慣はありません。
石風呂は本来は遠方へ巡礼旅に行って帰って来た人の疲れを癒すために準備される、いわばレアなものなのです。
けれどブータン文化の一つとして、石焼風呂を体験することもできます。(オプション)
石焼風呂の準備は夕方から始まります。薪で火を起こして、大きな石をくべてアツアツに熱するのです。
数時間あつあつに熱した大きな石を水を溜めた湯舟にドボンッと入れて、焼き石の熱で水が、アッツアツのお湯になる、という原理です。
冬のブータンは寒いというイメージで観光客が少なく、ブータン人はおやすみでのんびりとしています。
ブータンの本来の姿が楽しめる 冬。おすすめです。
冬のブータンツアーはこちら↓
【ブータンの冬】
真っ青なブータンの空の下でハイキング/プナカ・ティンプー・パロ7日間僧院めぐりとブータンの自然を楽しむ旅
https://www.loveandtravel.co.jp/bhutan/
問い合わせ先:03-6462-0740
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