UMA PARO / ブータン(パロ)
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神秘の国の大人のホテル
滞在したらした分だけその味わいが深まるホテルがある。ブータン唯一の空港より車で10分。アマンやタージといったラグジュアリーホテルのひとつコモ・グループのウマ。「ウマ」ブランドのコンセプトはその土地の自然環境と地域性を尊重するというもの。小高い丘を曲がりくねった道を上がっていくと、現れる建物はもと貴族の屋敷。風の抜ける3階や窓や装飾はブータンの伝統的な造り。しかしながら一歩足を踏み入れると、どこか都会的なフロント。ブラックを基調としたモダンなインテリアなのに、クッションなどの小物が手刺繍のブータン柄といったセンスの良さには感心させられることだろう。
おすすめはワンベッドルームヴィラ
ゲストルームは全29室。せっかくここまで来たからにはヴィラタイプがおすすめ。全9室のヴィラは純白と白木を基調にした一軒家風。広めのリビング、ベッドルームに加えて、驚くべきはスパルームがあること。ダブルベッド大のタイマッサージ用のデイベッドとスパ用のベッドがある。素朴な造りの部屋の壁にはアクセントの大乗仏教のシンボル蓮の花。カラフルなクッションカバーなどはブータンの伝統的な織物がモチーフ。DVDプレーヤー、ミニバー、ヨガマット等があり、日本人好みの深く大きめのバスタブ、上質のリネン、その上タオルがいつも常にぬくもるように造られた温かいタオルかけという心憎い演出。リビングには薪ストーブも。薪を自分でくべてみるのもたまには面白いかもしれない。ちなみに国王の大きな写真が飾られたビジネスセンターではインターネットも使用可能。ここには一辺が1M程度の世界最大の写真集がある。
無駄なものがないから素敵、と心から思えるホテル
数々のホテルホッピングをしている人にはこの最小限かつ快適なファシリティ、しかも自然素材のマテリアル、そして素朴で温かみのあるスタッフの対応はたまらなく魅力的。さらに屋内プール、コモグループには欠かせない本格的スパ施設。この環境でコモ・シャンバラのトリートメントを受けられるのも大きな魅力。ブータンの民間療法の岩風呂を取り入れたブータニーズホットストーンバスは石のミネラルが湯に溶け出して筋肉の疲れを和らげるそう。お試しあれ。
ホテルのメインダイニング「ブカリ(暖炉)」。中央にある大きな暖炉で改めて薪の温かさを知る。食材は高山花の蜂蜜、手作りバター等、渓谷でとれる有機栽培のもの。無駄のないシンプルな造り。伝統とモダンの融合。ブータンらしい温かいもてなし。これこそ真の贅沢が出来るホテルの一つといえる。
ブータンへの入国にはバンコクでのトランジットをおすすめしている。同コモ・グループのメトロポリタンホテルとの組み合わせの手配で。
こんな人におすすめ
旅慣れたカップル。アマンリゾートとは異なるハイセンスラグジュアリーをお求めの方。
PINKがおすすめするポイント!
ブータンらしさのある外観とスタイリッシユな内観のアンバランスな格好良さ
ブータンで唯一あるインドアプール
1ベッドルームヴィラ。専用バトラーもついたスパルーム付1軒家風。
ホテル情報
ホテル名 | ウマ・パロ – UMA PARO |
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住所 | PO Box 222,Paro,Bhutan |
TEL | 975-8-271597 |
FAX | 975-8-271513 |
部屋数 | 29 |
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