THE CABOCHON HOTEL/タイ(バンコク)
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本当は秘密にしておきたいホテル
色々なホテルに泊まってきて、年齢・経験と共にその好みが変わってくるのは当たり前のことなのかもしれません。
PINKの大人旅はちょっとクラシックなホテルをおすすめします。
クラシック=古い、確かに古いのですが、スクラップ&ビルトを繰り返す歴史の中で、きちんと生き残って来たホテルには、その格式と纏う空気感が、たまらない魅力があります。
バンコクのカボションホテルはホテルとしてのオープンは2012年。ホテルとしての開業はまだ比較的新しいのですが、上海風の建物に、台湾人オーナーが集めたセンスのいいアンティークがちりばめられたホテルです。
わずか8室の小さなホテルで、トンローという、観光というより住宅街にあり、決して観光に便利な場所ではありません。
けれど、BTSプロンポン駅から8分、大通りから小径に入り、急に現れるコロニアル風な外観に胸がキュンとしてしまう人もきっと少なくないでしょう。
白い外観、白と黒の市松模様のフロアに椅子、ベランダに盆栽、レストランの天井を飾る鳥籠、南国を思わせるブーゲンビリア、レモン色のベンツ・・・・・
レセプションは玄関横の小さな窓口のみ。チェックインは入って左奥の本がぎっしり詰まった書斎で冷えたココナツジュースを飲みながら行われます。
目に入る風景は、兎にも角にも1940年代のアンティークシノアの世界。
自分がウォン・カーワイの映画の主人公になった様な錯覚を起こしそう。
広いロビーもなく、本当に誰かの家に招かれた様な感覚です。
スタッフの女の子達はバレエをやっているかのような美しさで、学生のようなプリーツスカートの雰囲気もこのホテルに絶妙にマッチしています。
非日常の世界へ
至るところでレモングラスの香りが充満していて、本当にトリップをしてしまいそう。
小さいながらもドラマチックな演出が素晴らしいホテルです。カボションホテルのオーナーは自らのホテルを「Timeless(タイムレス)なホテル」と呼んでいます。
昔ならではの「不便さ」とか「ちょっとしたひと手間」を楽しめない方には不向きのホテルと言えるでしょう。
部屋の鍵は昔ながらの鍵であったり、木枠の窓が少し閉まりにくかったり、エレベーターの中にも植栽やアンティークのフラワースタンドが設えられて狭かったり、おトイレの手拭きティシュがわざわざガラス戸棚の中に入っているとか。
便利さを追求すると、どこかつまらなくなることをここのホテルオーナーはよくわかっていそうです。
同じアンティークをモダンなテイストにアレンジしたラグジュアリーホテル「THE SIAM(ザ・サイアム)」とは全く違ったテイストで、ホテルの小ささも含めて、ゲストが住人になったような錯覚を起こすような親近感の湧くホテルです。
すべて違う部屋のサイズや形
8室の部屋は、それぞれサイズや形は異なっていますし、ベッドはクィーンサイズの1ベッドが基本。バスタブもある部屋とない部屋があります。
26㎡から180平米の3ベッドルームまで様々なカテゴリーがあります。お勧めは上記の写真の2Fの47平米のコーナースイート。バスタブはありませんが、広めのリビングルームがあり、このホテルの空気感をゆったり味わうことができるでしょう。
ただし、混んでいるときは2ベッドルームや3ベッドルームをそれぞれバラバラに開放して利用いただく(つまりリビングルームは複数のお客様で共有する)という少々強引な使用の仕方もされたりするので、念の為ご注意を。
素足出歩くと気持ちの良いマホガニーの床に漆喰の白壁。最小限のアメニティ、アンティークの家具。
旅慣れた方におすすめで、実に様々なホテルのあるバンコクだからこそ、この後にモダンで最新設備のホテルとの組み合わせを楽しむのもありだと思います。
地元でも大人気のイーサン料理レストラン
Thai Lao Yeh(タイラオイェー)は近頃ミシュランでも注目されているイサーン料理レストラン。
平日でも現地の人でにぎわっている人気のレストランですので、利用の際は予約をお勧めします。
天井からたくさんの鳥かごがつるされ、あえてキッチンが屋台風に演出をされていたり、食器もすべてアンティークシノア。ライスを注文すると、もち米が小さな籠に入れられてくるのもタイっぽくて楽しくなります。
イサーン地方(タイ東北地方)の料理は、タイ都市部よりも隣国ラオスのラオス料理に近く中々辛いのでご注意を。
ミントのしっかり効いたモヒートとの相性がGood。
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