<旅を彩る伝統衣装体験> スリランカで纏う・残す、日本人フォトグラファーが撮影 サリーExperience

旅の想い出を色濃く残すためにPINKがご提案したいことのひとつが伝統衣装体験。現地の文化に触れつつ、異国の装いに心をときめかすことができます。そこでご紹介するのがスリランカ・コロンボ在住の日本人フォトグラファーによるフォトセッション付きのサリー着付け体験。老若男女問わず申し込み可能なのでお友達やパートナー、ご家族でご参加いただけます。




フォトグラファー、石野明子さんプロデュース サリー着用・撮影体験。

石野明子さん近影 スリランカに移住後、2 冊の著書を発表


コロンボの中心街から約10 分車を走らせた住宅街に日本人フォトグラファー、石野明子さんの写真スタジオ『STUDIO FORT』があります。スタジオ兼ご自宅は、建築家 SunelaJayawardeneによる設計。撮影というよりも石野さんの邸宅に招かれたような気分になり緊張がほぐれます。

<石野明子さん プロフィール>
2003 年、日本大学芸術学部写真学科卒業後、新聞社の契約フォトグラファーを経て2006 年からフリーに。雑誌、Web 媒体で活動、2013 年から文化服装学院にて非常勤講師も務める。2016 年11 月、スリランカ・コロンボに移住して、写真館STUDIO FORT をオープン。大好きなスリランカの発展に貢献したいと、その魅力を伝える活動を続けている。2019 年4 月にイカロス出版よりガイドブック『五感でたのしむ! 輝きの島スリランカへ』、2020 年に『スパイスカレーと野菜のおかず スリランカのまかないごはん』を出版。尚、2024 年12 月9 日に『五感でたのしむ! 輝きの島スリランカへ』の重版が発売される。
Instagram https://www.instagram.com/studiofortlk/
スリランカコラム https://www.asahi.com/and/creators/ishinoakiko/

ガーデンを囲む母屋と離れは、サリーを纏うにも最高のロケーション


スリランカに移住して今年で9年目を迎えた石野さん。

「以前は、日本で活動していた私ですが2007 年に新婚旅行で訪れた際、スリランカの魅力と、ここで写真を撮る楽しさにすっかり魅せられてしまいました。スリランカ人は、大らかでやさしい気質です。また、私がカメラを持ってうろうろしていても、放っておいてくれる面もあれば、声をかけると堂々とカメラの前に立ってくれる面もあり、そんなスリランカの人たちが大好きです。そうして何度も足を運ぶうちに移住を決意。1歳になった娘を連れて2016 年に引越してきました。その翌年、夫とともに『STUDIO FORT』を立ち上げました」(石野さん談)

住みたい、撮りたいという想いだけではなく、まだまだ限られているスリランカの情報をご自分の写真でさらに伝えたいと願ったからだと話します。

(左)スタジオのサリー一例。ドレスアップ用のものから流行を取り入れたものまで幅広く揃えている(右)ス
タジオは庭に面していて自然光の光を取り入れた撮影ができる

さらに撮影、執筆活動に加えて写真スタジオでサリーの着付け・撮影プランの発売もスタート。日本人ならではの丁寧な対応・撮影ということで日本からの観光客に好評です。では、なぜこうしたプランを手掛けることになったのでしょうか。
「初めてスリランカを訪れた時、サリーショップに連れて行ってもらいました。あいにく美の価値観が違うショップ店員に当たってしまい似合わないサリーを着ることに。心からサリーが素敵だと思っていたのでガッカリしたんですね。そこで、私が仲介することにより日本人の方たちが自分らしく、楽しく民族衣装体験できて、より深くスリランカの文化と魅力を知ってもらえたらと考えたんです」(石野さん談)


STUDIO FORT 着付け・撮影体験プラン一例
①到着後、サリーを選ぶ
②ヘアメイク
③撮影
料金:22,000円 出発前ご精算
所用時間:2時間程度
詳細:撮影後、1 週間程度で石野さんがセレクトした画像をご指定のメールアドレスに送付。4枚をセレクトいただき、後日、本画像をデータ便でお届け。追加画像をご希望の際は、1 枚につき3,000円が発生します。

写真一例。エキゾチックなモデルは、実は日本人。ご希望に合わせるだけでなく、それぞれの顔立ちに合せたメ
イクに仕上げる


リピーターも多数!STUDIO FORT ならではの非日常体験

さて、所用時間は約2時間。到着後、お好みのサリーを選び、ヘアメイクを開始。サリーの着付けスタイルは様々あるのですが、主流はインドスタイルとスリランカ伝統のキャンディアンスタイル。ちなみにキャンディアンスタイルは、スリランカ航空のCA の制服になっている腰にプリーツをつくるタイプなのだとか。着付けスタイルも相談しながらお好みのものが選べます。現地の方々もインドスタイル、またはキャンディアンスタイルをTPOや好みに合わせて楽しみつつ、近頃では二部式やトップスをT シャツにしたカジュアルな装いをするとか。

『STUDIO FORT』のラインナップは、礼装やパーティー用のビーズや刺繍のキラキラとしたサリー、そして、現在のトレンドとなっているシックな大人サリー。他に男性用や子供用の衣装も完備しています。

筆者が着用したのはスリランカで人気の「大人サリー」をインドスタイルで


ソロ活はもちろん、友人同士やカップルでのご体験、ウェディングフォトや家族写真と利用範囲も幅広いのも特徴です。また、サイズに合わせて、その場でお直ししてくれるのも嬉しいところです。さらに1 時間ほど時間をかけるヘアメイクも本格派。スリランカ風のお化粧を施します。スリランカ人のヘアメイクアーティストではありますが、日本人の顔立ちを追求。撮影といえども派手になり過ぎず、一方で写真映りよく仕上げてくれます。

メイク用品も充実。肌トラブルを防ぐためにファンデーションはご自身が日常で使用しているものを持参しても
らっている

ヘアメイク後の着付けにもこだわりがあります。セレクトしたサリーの個性や体形に合わせて、より美しく見える着付けを施すのも石野さんやスタッフのこだわり。ヘアメイクさんは、今度はスタイリストに早替わりし、着付け、撮影補助とフレキシブルに対応してくれます。

写真撮影に慣れてなくても大丈夫。石野さんやスタッフが緊張をほぐしつつ、衣装とロケーションを活かした撮
影をしてくれる

フォトグラファーが女性という点もまた、緊張を和らげてくれる要素。石野さんのリードでいつもとは違う表情と姿の写真を残せます。実際に体験してみると納得。お値段以上の時間とクオリティです。そして、異国情緒漂う場所と衣装で、まるでモデルか俳優のような時間を過ごしたことも一生の想い出になるでしょう。「太陽が作り出す影や日差し、サロンやサリーをきた現地の人々を美しいと感じます。力強い自然が人々の暮らしと共存しているところが、私がスリランカに魅了され続ける理由です。そして、旅だからこそ、日常から離れた体験をして欲しいものです。そのためのお手伝いをさせていただければ嬉しいです」(石野さん談)


お気軽にPINK にお問い合わせ、ご予約をお願いします。


STUDIO FORT 住所:60/5a Madinnagoda Road, Sri Jayawardenepura Kotte, スリランカ

文:泉美 咲月(Satsuki Izumi)
一部画像提供:石野明子(STUDIO FORT)

投稿者

  • (いずみ・さつき) 文筆家/写真家/トラベルジャーナリスト/ツアープランナー/タイ政府観光庁公認タイランドスペシャリスト2019/フィリピン政府観光省公認フィリピン・トラベルマイスター2021。 日本の伝統的な芸能や工芸、旅までと幅広く執筆・撮影・編集をこなし、近年は旅とホテルのジャーナリストとして活動。海外渡航歴は47年に亘る。旅の経験を活かし2018年、自身運営の『旅を愛する大人のWebマガジン Voyager』を開設。フリーランスで活動する一方、雑誌や日本の 医師32万人(医師の94%)が会員である医療ポータルサイトにて医師に向けた旅や暮らしの記事を手掛ける他、旅に従事。2024年よりフリーのツアープランナーとして活躍の場を広げている。 趣味は、世界の巨大神仏像巡り。各国の民族衣装を着ること。リゾートホテルでセグウェイ。長唄。

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