【Guest Rooms】寛ぎと癒しのCocoon タイ・チバソム、滞在の意義


この4回に亘ってお送りした『チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート』(通称チバソム)の魅力と秘密。最後にご紹介するのは客室とサービス。くつろぎと癒しの空間にもチバソム流のリトリートが散りばめられていて価値あるウェルネスステイを約束してくれます。

菩提樹の下に佇む神像は、神秘的な雰囲気。主要施設の撮影厳禁ながらこの前での撮影は可能で人気スポットとなっている


繰り返しになりますが、『チバソム』は、「ホリスティック・ウエルビーイング」、「スパ」、「フィットネス」、「フィジオセラピー(理学療法)」、「⾷餌」、「美容メディスパ」の6つの柱によって構成されるデスティネーションスパリゾートです。

これまでの記事

【Introduction】心身の健康があなたの「運命」を変える。
タイ、チバソムを訪ねるべき理由とは

【Retreat Program】3日で過去と決別!
チバソムで選びたいリトリートプログラム

【Wellness Cuisine】作る、食べる、整える 
タイ・チバソムの本質



その柱を支えるのが宿泊施設であり客室。良質な睡眠と居心地もウエルビーイングの要なのです。

ゲストルームは全54室、12種。5年前、ウェルネスエリアも含めた大規模な改修プロジェクト第4期がおこなわれ2019年10月にリニューアルオープンしました。創業以来、初の床から天井までの大規模な改修工事となったため、それ以前に滞在された方は訪れるとより新鮮に映ることでしょう。


オーガナイザーを務める本草閣・第9代目当主、秋山あかねさん。本草閣オリジナル和漢ファスティングも好評


デザイナーは、アメリカの有名建築家Ed Tuttle。木目の風合いを生かしたモダンなインテリアは、リトリートにより解された心身を包み込むCocoon(コクーン/繭)のような居心地。では、そのなかから2種のお部屋をご紹介させていただきます。

タイ情緒を満喫 ~タイ・パビリオン~

開放的で網戸付きのテラスを備えたヴィラタイプの「タイ・パビリオン」。うたた寝や読書タイムにも最適

最初にご案内するのは、タイの伝統的な趣きを堪能できる「タイ・パビリオン(Thai Pavilion)」(66㎡)。おひとり様からおふたり様ご利用に十分な広さ。緑に囲まれたヴィラタイプの客室であることから自然に触れつつ、プライベートな時間を得ることができます。日常から離れご自分と向き合う。また、瞑想や睡眠に集中したいとお考えの方にお薦めしたいタイプです。

 「タイ・パビリオン」のベッドルーム。キングまたは、ツインタイプのご利用も可能

メイン棟から離れたガーデンにあるため、夜は殊の外、静かな空間。ベッドルームは網戸のあるテラス付きです。なにより草木が風に揺れる音、スコールの滴り、虫の声。そして、「トゥッケー」と鳴くヤモリ(タイではトッケーという名で呼ばれている)の声に耳を傾けるうちに五感が冴えわたっていくのを感じられます。

さらに水辺に佇み「サラ」と呼ばれるタイ式の東屋を備えたタイ・パビリオン スイート(Thai Pavilion Suite)」(96㎡)もあります。

レークサイドに建つ「タイ・パビリオン スイーツ→ト」。水面に向けて瞑想したり、くつろいだりできる

ここで特筆すべきは最大6名様までご利用いただける「サラ」がある唯一のスイートであること。(宿泊は各スイート2名様まで)ご家族やお仲間とのホリスティックツアーにいかがでしょうか。また、サラは3面がガラス張りで、緑と水面に浮遊しながら瞑想ができるように想定されています。ウェルネスエリアとはまた違った心のリトリートが体験できます。

海辺の滞在を堪能 ~オーシャン・プレミアム~

「オーシャン・プレミア」。時間毎に移り行く、空と海の風景を楽しめる


次にご案内するのは、ホアヒンビーチ沿いに位置するチバソムならではの旅情を味わえるオーシャンビューの客室。すべてテラス付きで「オーシャン・プレミアム(Ocean Premium)」(54㎡)、「オーシャン・デラックス(Ocean Deluxe)」(48㎡)、「オーシャン・ルーム(Ocean Room)」(34㎡)の3つが用意されています。特に「オーシャン・プレミアム」は、海側でもっとも広いことから人気の要素となっています。

客室でリトリート チバソムならではのサービス&ホスピタリティ

(左)部屋には生花が豊富に飾られている。水やレモングラスティーなどを持ち歩けるオリジナルタンブラー(右上)モーニング・ライム・リチュアルやオリジナルハーブティー各種がセット(右下)オリジナルスイーツや蚊除け



さて、すべてのゲストルームには、独立したドレッシングルームやバスルームがあり、使いやすい導線で設計されているのも嬉しいところ。どの客室も長期滞在者も快適に過ごせるように配慮されていて別邸の気分でご滞在いただけるはず。

さらにオールインクルーシブの「チバソム」らしいサービスが散りばめられ24時間に亘るリトリートを受けているようです。

<一例>
・モーニング・ライム・リチュアル
目覚めにライムを切り、沸かした白湯と共に飲む「チバソム」を代表するリチュアル。
・オイル・バーナー
ラベンダー、レモングラスなどの精油をお部屋でお楽しみいただけます。
・軽食、お飲み物
オリジナルハーブティーや緑茶など4種のお茶、ボトル入りのミネラルウォーター、スナックやナッツといったオリジナルスイーツを常備。購入も可能です。

(左)滞在中でのご使用、お持ち帰りもできる無料のアメニティバッグやポーチ、手帳など(右)夕刻のターンダウンサービスには環境に配慮されたアメニティが届く


いかがでしょうか。開業以来、人々の健康をサポートし結果を導きだすチバソムは。体験してこそ価値を見出します。PINKでは、宿泊予約(3泊~)を承っております。お気軽にお問合せください。


撮影・文:泉美 咲月(Satsuki Izumi)
一部画像提供:チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート
協力:本草閣 秋山あかね(敬称略)

チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート

住所:73/4-6 Soi Moo Baan Nong Kae, Phet Kasem Road Nong Kae, Hua Hin,Prachuap Khiri Khan 77110
問い合わせ先:03-6264-0740

投稿者

  • (いずみ・さつき) 文筆家/写真家/トラベルジャーナリスト/ツアープランナー/タイ政府観光庁公認タイランドスペシャリスト2019/フィリピン政府観光省公認フィリピン・トラベルマイスター2021。 日本の伝統的な芸能や工芸、旅までと幅広く執筆・撮影・編集をこなし、近年は旅とホテルのジャーナリストとして活動。海外渡航歴は47年に亘る。旅の経験を活かし2018年、自身運営の『アジア旅を愛する大人のWebマガジン Voyager』を開設。フリーランスで活動する一方、日本の 医師32万人(医師の94%)が会員である医療ポータルサイト『m3.com』にて医師に向けた旅や暮らしの記事を手掛けるなど現在は、旅に従事した活動を主としてる。

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