【Introduction】タイ・チバソム 心身の健康があなたの「運命」を変える


本年、開業29年を迎えた『チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート』(通称チバソム)は、タイを代表するウェルネスリゾート。著名なアスリートや俳優、モデル他のVIP、健康の意識が極めて高い旅行者を常連に持ちます。

チバソムの門をくぐると、緑に覆われたオアシスのような空間が出迎える


場所は、バンコクから車で約3時間という、やや遠方にあるホアヒンですが、多くのゲストが空港から直行するほどゲストを魅了しています。では、なぜ『チバソム』は長年に渡って愛される「ウェルネスリゾート」であり、「デスティネーションスパ」の先駆者として世界的に支持されるのでしょうか?

秋山あかねさんは、名古屋市舞鶴に本店を構え190年以上の歴史を持つ和薬・漢方の『本草閣』の当主


その秘密を、さらにひも解くために2024年9月25日より実施されるツアー(受付終了)のオーガナイザー、本草閣・第9代目当主、秋山あかねさんと共に『チバソム』を訪ねました。そこで全4回に亘ってご紹介させていただきます。

宿泊ではなく「目的」を果たす聖地、チバソム


皆さまが日頃から抱える「痛み」「疲れ」などの体調不安、今後の健康に影響を及ぼす習慣を抱える、いわゆる「未病」にこそ『チバソム』は最適。また、現在の健康を維持したい、より人生のQOLを上げたいとお考えの方ならば優れた決断と言えるでしょう。

なぜならば『チバソム』を構成するのは、「ホリスティック・ウエルビーイング」、「スパ」、「フィットネス」「フィジオセラピー(理学療法)」「⾷餌」「美容メディスパ」の6つの柱。そして各分野のスペシャリストである⾃然療法⼠、理学療法⼠、セラピスト、栄養⼠など各分野の専⾨家がゲストを迎え、リトリートプログラムを提供しています。

ヨガパビリオンやリ・ファンクショナル・スタジオなどでは、リトリート・プログラム他、無料で参加できる1⽇最⼤9クラスのデイリーフィットネス&レジャー・アクティビティが設けられている


ゲストの動機も様々。なかなかダイエットに集中できない、リバウンドしやすいといった方や運動不足、肩こりや腰痛などの身体の痛み。喫煙や食べすぎなど、後々病気に繋がる可能性の高い習慣を絶ちたい方も多くおいでです。

その高い技術や施設の充実さで各界のプロ御用達なのも特徴。アスリートが怪我の予防、休養明け、術後のリハビリといった「整い」を求めて扉を叩くほど。また、体形や美しさを保つことも職業のひとつとするモデルや俳優にも欠かせない存在です。

(左)負荷をかけずにリハビリやトレーニングをおこなえる懸架装置(右)BIODEX(筋力測定器)はプロの筋機能特性の向上や評価ばかりでなく、一般の加齢による筋機能低下を探ることができる



ゲストの心身のお悩みや健康を助ける3泊、5泊、10泊から利用できるリトリート・プログラムは16種類。また、2017年からは病後対策分野もカバーするプログラムも開始。癌の回復期、偏頭痛、ストレス過多(鬱)、⾼⾎圧対策も実施しています。さらに2021 年11⽉からは、免疫強化、腸(消化器系)の健康、シニアの健康⻑寿にフォーカスした新しいプログラムも誕⽣するなど、ますますの充実を図っています。


そうした取り組みは世界を代表する数々のアワードの受賞歴に現れ、名実共に名を馳せる存在です。近年では、歴史ある旅行誌『コンデナストトラベラー』の読書投票にて「世界No.1デスティネーションスパリゾート」(2022年)に輝きました。

水中でトレーナーに身体を委ねて、ゆっくりストレッチをするワッツ・ハイドロセラピー。無駄な力がかからず、筋肉を開放できる日本ではまだまだ珍しいリトリートを受けることができる


一見、専門家による専門家のためのウェルネス施設に思われがちですが、シンプルにダイエットをしたい、良質な睡眠を得るための習慣作りがしたい、ストレスを手放し疲れを癒したいという動機で十分。身体の不調に病名が付く前に利用するべきなのが『チバソム』なのです。

「習慣」との対峙が健康への一歩に

そして、便利になる一方で携帯電話への依存性は高まる一方。とくに用がないのに手が伸びる。空き時間についSNSを眺めつつも、内容を覚えていない。そうした習慣による脳や目の疲労、姿勢の悪さが及ぼす「痛み」も病気のひとつかもしれません。

今節、ワーカーホリックならば一日の多くの時間をパソコンの前で費やしがち。ついつい頑張り過ぎる、堪え過ぎるのが我々日本人の悪い癖ですね。その辛抱を美徳と捉えがちであることから原因となっていることに気づきにくいものです。

通話やメールから解き放たれてリトリートを受けることは心の脳のデトックスに繋がるはず


その点、『チバソム』は、パブリックエリアで携帯電話、スマートフォン、iPad、PDA、パソコン、カメラの使用を禁じていることから、デジタルデトックスできる利点があります。この機会にデジタル機器の電源を切る、コンシェルジュに預けてリトリートに没頭するというのもあり。
※パブリックエリアではすべて使⽤禁⽌ですが、客室(及びライブラリー)では、無料のWi-Fiをご利⽤
いただけます。

そもそも、このご滞在は、皆様の運命を変える旅。まずは、日常から離れ、心と身体と徹底的に向き合ってみませんか?次回は、『チバソム』のコア(核)である、その哲学やリトリートプログラムについてご紹介させていただきます。


PINKでは宿泊予約(3泊~)を承っております。お気軽にお問合せください。


撮影・文:泉美 咲月(Satsuki Izumi)
一部画像提供:チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート
協力:本草閣 秋山あかね(敬称略)

チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート

住所:73/4-6 Soi Moo Baan Nong Kae, Phet Kasem Road Nong Kae, Hua Hin,Prachuap Khiri Khan 77110
問い合わせ先:03-6264-0740

投稿者

  • (いずみ・さつき) 文筆家/写真家/トラベルジャーナリスト/ツアープランナー/タイ政府観光庁公認タイランドスペシャリスト2019/フィリピン政府観光省公認フィリピン・トラベルマイスター2021。 日本の伝統的な芸能や工芸、旅までと幅広く執筆・撮影・編集をこなし、近年は旅とホテルのジャーナリストとして活動。海外渡航歴は47年に亘る。旅の経験を活かし2018年、自身運営の『アジア旅を愛する大人のWebマガジン Voyager』を開設。フリーランスで活動する一方、日本の 医師32万人(医師の94%)が会員である医療ポータルサイト『m3.com』にて医師に向けた旅や暮らしの記事を手掛けるなど現在は、旅に従事した活動を主としてる。

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