世界最大の旅行口コミサイトトリップアドバイザーで「世界の人気観光地」の上位に選ばれるほど人気の世界遺産アンコールワット遺跡群。「石で創られた銀河のレプリカ」とも言われ、世界遺産の中でもその美しさと保存状態が素晴らしい上、12世紀の完成後、数百年もの期間ジャングルの中から発見されるまで忘れさられていたという神秘的なストーリーにワクワクする人も少なくないはずです。まだ昔ながらのアジアの面影を残すシェムリアップの街滞在と共にお楽しみいただけます。
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カンボジアの基本情報
■シーズン カンボジアの気候は、熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して高温多湿、年間平均気温は27℃前後。日本のような四季はなく、雨季と乾季に分かれます。 11月上旬~5月中旬が乾季で特に前半の11月中旬~1月下旬にかけは年間で最も過ごしやすく(それでも30度以上)観光のベストシーズン。後半は最も暑い時期で、日差しが強く日中の気温は35~40度になる時もあります。 5月下旬~10月下旬が雨季。特に雨が多いのは9~10月。ただし一日中降り続けるのではなく、昼過ぎ辺りから1,2時間の強い雨が降るスコール。道路事情の未整備なエリアの多いシェムリアップの街は短時間冠水することもあります。
■飛行時間 直行便はなく、ベトナム、タイなどで乗り継ぐ。首都プノンペンまでは9.5時間、シェムリアップへは9時間の飛行。
■時差 日本との時差は-2時間。日本の正午がカンボジアの10:00。
■ビザ 取得が必要。写真とパスポートの残存期間が6か月以上必要。ビザは事前に取得しなくても、カンボジアのプノンペン空港、シェムリアップ空港、陸路の場合タイ、ベトナム、ラオスの国境でアライバルビザを取得出来る。30US$で、支払いはUS$のキャッシュのみ利用可能。
■通貨単位 リエル しかし実際は、USドルが最も使用しやすい
■面積 約18万1035平方キロメートル(日本の約半分)
■人口 約1,514万人(2013年調べ)(沖縄県程度)
■宗教 上座部仏教(小乗仏教)が90%以上を占め、イスラム教が約2%、カトリック教が約2%。
■観光局のホームページ http://cambodiatourism.or.jp/
世界遺産アンコール遺跡群とは?
クメール人達が開花させた数々の宗教建造物
9世紀から15世紀にインドシナ半島の強大な王国アンコール王朝がシャム軍に陥落されるまでの約600年間、クメール人達が開花させた数々の宗教建造物。 ちょうど名古屋市程度のエリアの森の中に大小600以上の寺院や王宮などが点在しており、未発掘のものも含めるとその数は1,000以上にのぼるといわれています。
定番遺跡めぐりコース
アンコール遺跡群を効率よく回る定番遺跡めぐりコースは「大回りコース」、「小回りコース」と2つに分けられますが、これにバンテアスレイという郊外の遺跡を入れて3日間でかなり遺跡を堪能できるでしょう。
独特の美しさ
そもそも建築技術面でも、民俗学的分野でも貴重な遺跡群であるだけでなく、南国ならではの育の良い樹木が遺跡を壊す生き物のように侵食、あるいは崩れた岩石を美しい苔がむし、独特の美しさを醸し出しています。地雷も主な観光遺跡ではまず問題ありません。ところで、日本は海外世界遺産修復事業の支援金額としては、カンボジアのアンコール遺跡群に最高額を拠出しているそうです。もっと日本人に観られても良い遺跡群であると言えるでしょう。
おすすめの観光シーズン
アンコールワット観光は乾季12月~3月の中でも11月上旬~1月下旬なら暑過ぎず、1日たっぷりかけて観光できるおすすめの期間です。朝5時のアンコールワット日の出ツアーから日の暮れる17時頃まで十分楽しむことができるでしょう。ただし雨季でも午前中の観光は可能です。
観光チケット
遺跡を見学するには入場料が必要です。入場料は1日20US$、3日40US$、1週間60US$。3日と1週間の入場券に使う顔写真はゲート脇で撮るので写真の準備は不要です。入場券で入場した日は何回入場してもOK。3日券は有効期間1週間のうち、自身で決めた3日間入場可能。3日連続して訪問する必要ありません。1週間券も同様です
この入場券で回れる近隣遺跡は、バンテアイスレイやクバールスピアン、ロリュオス遺跡群まで。ベンメリアやプノンクーレン、コーケー、プレアヴィヒアには別途入場料が必要なので注意しましょう。
おすすめの持ち物
強い日差しの中をよく歩きます。とにかく歩きやすく、汚れても良い靴で行きましょう。また帽子やショールのような物があると便利です。両手が使えるスタイルのバッグ、小雨程度に対応できる服装がおすすめです。
やっぱりアンコールワット
車での観光がおすすめ
シェムリアップ中心部からアンコールワットまでは片道7kmあるので、徒歩で行くには若干遠く、車での観光がおすすめです。遺跡への道のりは舗装されておらず、自転車ツアーなどは意外と辛いかも。
ラーマーヤナの美しい壁画
広さ東西南北約1400メートルにも及ぶ広大な敷地に、規則正しく配置された5つの塔、本堂には仏像が4体、そしてインドの古代叙事詩ラーマーヤナの美しい壁画があります。
他の遺跡と異なる点は、正門が「死」の意味する西向きに建てられている点。これは王の墳墓であるからのようですが、一説には太陽神を崇めるため寺院の後ろから太陽が出るように造られた、という説もあります。だからこそ、日の出の光に照らされたアンコールワットの美しさが引き立つのです。ワット観光自体は1時間半~2時間程度で可能です。 尚、修復工事が終わり観光できるようになったかつて王のみが入ることのできたアンコールワットの中央部 第三回廊も、見どころの一つです。(閉鎖日や人数制限あり)
カンボジアのおすすめホテル
ナブツドリームス
シェムリアップのメインエリアから少し離れた場所。イタリア人オーナーによる地中海風の白を基調とした28室のコテージと塩水と真水の大きめの3つのプールとヤシ葉の屋根のレストランのあるホテル。シェムリアップのほかのどのホテルとも違った雰囲気のあるホテルです。スパやジム、ヨガスタジオを完備していて、デトックスプランやリジュビネイトプランなど食事とヨガ、トリートメントなどを組み合わせたオリジナルの滞在型プランが愉しめます。
お客様の旅行記:カンボジア
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◎2018.01.31 更新