海を舞台にした映画といえば、私達世代であれば
「ビッグウエンデー」「青い珊瑚礁」あたりか・・・
懐かしいところでは、中学時代、男友達3人でスクリーンの一番前で見て
ひとりが あまりの興奮に?鼻血をだした「エーゲ海に捧ぐ」か。
最近の作品では「ザ・ビーチ」や「タイタニック」などがあげられそう。
* * *
海を舞台にした映画の中で、
「まぼろし」と「サマードレス」の2作は
異色なフランスの映画。
どちらもフランソワーズ・オゾン監督の秀逸な作品だ。
「まぼろし」は、夫婦で訪れた避暑のビーチで、最愛の夫が行方不明になるが・・・
という静かで強い夫婦愛を感じる話。
(オゾンのまだ若い頃の作品というのが驚き!)
「サマードレス」はゲイのカップルのひとりが、独りでビーチにでかけて
服をぬすまれてしまい、仕方なく女性もののドレスを着て帰るという短編。
(DVDでは「海を見る」という作品といっしょに収められているが・・・怖すぎる)
どちらも全然さわやかではないが、
フランス風の暗さや風刺が香る。
国によって「夏」や「海」の表現は様々。
その見方を考えるのも楽しみ方のひとつだろう。
しかし、これをあえて選ぶ私・・・相当ゆがんでる。
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