スリランカ式アーユルヴェーダで究極の腸活を!【アーユピヤサ 前編】


スリランカといえば「アーユルヴェーダ」。そして、PINKといえば『アーユピヤサ』といえるほど人気の本格的アーユルヴェーダホテルです。ご宿泊は日本人の皆様のみ受付け。
日本語を話せるスタッフもいることから安心してお泊りいただけるとご評価いただく施設です。前編後編に亘って、どこよりも詳しくご紹介させていただきます

暮らすように滞在 アーユピヤサの本質

スリランカの伝統医療であり世界保健機構(WHO)が認める世界最古の伝統医学『アーユルヴェーダ』。サンスクリット語の「アーユス(生命、寿命)」と「ヴェーダ(科学、知識)」を組み合わせた言葉で「生命の科学」という意味を持ちます。スリランカには紀元前3世紀に仏教と共に伝来されたと伝えられています。

国を挙げて伝承と発展に力を入れていて1961年にはアーユルヴェーダ法が制定。公的な医療として認可を得ています。1980年にはアーユルヴェーダ省(正式には伝統医療省)が設立され、担当大臣も置かれ、「スリランカ人=アーユルヴェーダ=人生」といっていいほど、切っても切れない関係にあります。。

日本人の私たちにも、すでに耳馴染みがある「アーユルヴェーダ」。健康志向で、癒しと整いを求める方々にはぜひ本場で体験&治療を受けていただきたいものです。

そこでお薦めするのが『アーユピヤサ』。国内では唯一、PINKが正規代理店を務めていることもあり、ご宿泊に関するご相談やご予約、お手配までお任せいただけます。

なお、現在はメンテナンス中のため、2025年2月20日より4月26日までクローズとさせていただいておりますが予約は承っております。すでに再開後のお申込みを数々いただいておりますのでお早目にお申込みください。


まずは、『アーユピヤサ』のプロフィールからご案内させていただきます。


場所は、バンダラナイケ国際空港(コロンボ)から車で3時間。マータレーのオウィル村に位置します。東京ドーム1個分の広大の敷地の周辺はジャングル。ホテルと自然の境界線がなく人里離れたエリアです。当然、雑踏や車の行き交いもなく、とても静か。聴こえるのは鳥のさえずりや虫の声、木々の揺れる音だけ。しかもコテージは8つと限られた数であることから、ご自分と向き合って過ごすには最適な環境です。ひとりでお泊りになる方、男性のお客様も少なくありません。


熱帯地域であるスリランカは一年中、高温多湿。しかし、この辺りは年間を通して涼しくクーラーやシーリングファンがいらないほど過ごしやすいのが特徴です。ジャングルは雨も多く朝夕は冷え込むこともあることから、羽織ものやソックスなどをお持ちになることをお薦めしています。

 CAP (左)広大な敷地に椰子の葉の揺れる音がゲストを癒す(右)支配人のサラットさん

日本人の社長とスリランカ人の支配人による共同経営。窓口は日本に置かれ、さらに現地の支配人、サラットさんは日本語が堪能。また、チェックイン時にサラットさんと24時間連絡を取ることができるハンディホンが貸し出されるため安心してお過ごしいただけます。

次に『アーユピヤサ』に滞在する意義とアーユルヴェーダの特徴と恩恵をお話しします。

自然のなかで得る癒し

敷地内やコテージの周りを素早く歩きまわるリス

先ほどもご紹介した通り、ジャングルのなかにあることから、ここでは植物や動物、虫たちが住民です。あいにく虫が苦手、動物が怖いという方には厳しい環境かもしれません。自然に「癒し」を求めて旅をするのであれば、お洒落に飾ったテラリウムのなかを歩くようにはいきません。生態系ピラミッド、食物連鎖があって初めて豊かな自然が作られるということを頭の片隅に加えて旅立っていただきたいと思います。

『アーユピヤサ』で過ごす際は「自然の力をお借りする」、「自然のなかにお邪魔する」、そんな気持ちがあると寛げます。

明るいイエローの壁にスリランカ色を感じさせるインテリアが置かれた客室

さて、8つの独立したコテージには各2つのベッドが完備され、ベランダ付きの38平方メートル~42平方メートル。バスタブ付きの客室は3つで、他はシャワールームとなっています。

日本人のお客様をお迎えするということに徹し、ルームアメニティも充実。ミネラルウォーター、バスタオルやフェイスタオル、石鹸は勿論、スリランカ用の変換プラグも各部屋に一個ずつ完備。他にドライヤー、歯ブラシ&歯磨き粉、生理用ナプキンも置かれています。一方、スリッパやパジャマをお持ちになるとお部屋時間がより快適になるでしょう。

「アーユルヴェーダ」に特化したホテルであることから用意されているのが特製のシャンプー。マッサージやシロダーラには油を使用するために一般的なシャンプーでは落としきれません。

非売品。しかし、購入したい!というリクエストが絶えないオリジナルシャンプー

シャンプーの使い方にもコツがあるのはご存じでしょうか?通常、シャンプーはお湯で十分に髪を湿らせてからシャンプーを付けて泡立てるものですが、シロダーラを受けた場合は逆です。まずは、この特製シャンプーをたっぷり手のひらに取り、髪に塗布します。油を落すためには乳化させる必要があり、この間に水分はご法度。髪の毛や地肌を十分に行き渡ったらお湯で流します。これだけでサラサラになると評判です。コンディショナーは常備してないので髪の傷みが気になる方は、ご愛用のものをお持ちください。

おいしく食べて腸を整える

自生の椰子の木から採れたココナッツの実。固い皮以外は余すことなく使う

インドとスリランカでは食文化や宗教の違いがあるように「アーユルヴェーダ」にも違いがあります。ただし、どちらも独自の体質に分け「食」を基本とするのは変わりありません。

スリランカは国民の約70%が仏教徒であることから信仰上、魚貝、そして主に鶏肉、牛肉を食し、豚肉は食べません。とくに野菜中心でハーブとスパイスと共に自然の力を身体に取り入れることに重きをおきます。体調も食品、ハーブ、スパイスの力で整えていきます。インド式と大きく違うのは使う油。インドはギーやバターを多用しますが、スリランカではココナッツオイルが主流。植物性の油であることから比較的料理がくどくない傾向にあります。

また、ココナッツオイルの酸度も重要。圧搾してくれる専門店があるばかりでなく庭に自生したココナッツの実を乾燥させ、使う分だけ手作りする昔ながらの手法で作る家やレストランもあるほどです。『アーユピヤサ』では、ココナッツオイルは近隣の店で圧縮したものを使いつつ敷地内に自生するココナッツの実も治療に使います。ハーブも同様で施術や食事に大活躍。「スリランカに生えているもので薬にならないものはない」とまでいわれる国ならではです。

専属のシェフが在席し日々の料理を提供している

以前は敷地内の農園でオーガニック野菜を育てていましたがコロナ禍の際に猿やイノシシに荒らされる事態に。そこで以降は、村のマーケットで安心、新鮮、おいしい食材をサラットさんが見極め購入するようになりました。ほとんどの調味料も手作りしていて加工食品は使っていません。ハーブや一部のスパイスもガーデンで採れるものを使用しています。

三食の直前に料理し、テーブルへと運ぶのがアーユピヤサの流儀

滞在中の宿泊費には、三食分のお食事がセットされています。早朝のヨガの前のコラキャンダ、ティータイムのミルクティにクッキーもセット。また、チップも不要なため、極端にいえば身ひとつで過ごせます。お食事のメニューは日替わり。スリランカでは米食がメインですが、ここでは小麦粉もわずかしか使わないため、グルテンフリーの方にも喜ばれます。ただし、アレルギー反応を持つ方は、ご予約時にご相談ください。

一食一食に品数が多く、野菜もたっぷり。スープにカレー各種、デザートまで付く

初めてお泊りになる方の多くが驚かれるのは、そのおいしさとバラエティに富んだ献立、一食ごとの品数。人によっては「1日でこんなに野菜を食べたことがない!」と感じるほど野菜や豆類、ハーブが豊富に使われ品目を数えるのが一苦労なほどです。しかも、日本人ゲストの口に合うようにスパイシーさ、塩味は抑えてあり、ひと口ごとに健康へと近づきます。滞在中に様々なスリランカ料理を食べられるのも嬉しいところです。


『アーユピヤサ』流の「アーユルヴェーダ」の特筆すべき点をいえば、沢山の野菜の食物繊維と水分を得てお通じが整うこと。「アーユルヴェーダ」ならではのお白湯や規則正しいスケジュール、ヨガといった適切な運動、日に2回のトリートメントに助けられ、まず実感できるのが「腸活」です。体質やライフスタイルにもよりますが、早ければ到着した翌朝に。もしくは2泊目以降に「いつもと大きく違う!」と感じていただけるはず。胃腸が整うことで次に自覚するのは、メンタルヘルス。

次回は、ご滞在のメインである「アーユルヴェーダ」や『アーユピヤサ』での過ごし方についてご案内させていただきます。

撮影・文:泉美 咲月(Satsuki Izumi) 現地取材を経て執筆

アーユピヤサ宿泊するツアーコース
直行便利用★食事と環境から体を癒すアーユルヴェーダ・森の中のリゾート<アーユピヤサ>泊/毎日のトリートメントでよみがえる全食事付&カウンセリング・ヨガ/ホテル発オプション多数
アーユピヤサ6日間<ひとり旅>  *アーユピヤサ6日間<ふたり旅>
アーユピヤサ8日間<ひとり旅>  *アーユピヤサ8日間<ふたり旅>


アーユピヤサ<Ayupiyasa>

住所:Ovil Pitiya,Estate Ovilla,matale, Sri Lanka
問い合わせ先:03-6264-0740


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