PINKにおいてホテル選びは旅に必要不可欠なものであると考えます。そこで、この秋からホテルを中心としたオリジナル個人ツアーを販売させていただくことにいたしました。セレクトにおいて、もっとも重視したのは「体験」と「想い出」を彩るホテル。まずは、バンコクの4つのホテルを中心としたツアーを順次発表させていただきます。まずは「ルブア」からご紹介します。
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ルーフトップバーの先駆者 ルブアの魅力とは?
バンコクを象徴するアクティビティのひとつといえば「ルーフトップバー」。バンコクの大パノラマを眺めることのできるバーやレストランを最上階に設えたもので2000年代初頭の誕生。瞬く間に人気となりました。その代表的存在が『ルブア・アット・ステートタワー&タワークラブ・アット・ルブア』(以降、ルブアと表記)。しかも、ルブアの「ルーフトップバー&レストラン」は、宿泊してより感動的な体験ができます。
<2024年10月末より販売!PINKオリジナル個人ツアー>
開業は2006年、ホテル施設は67階建ての全長247mのステートタワー内にあり、全357室、全スイートルームタイプの高層タワーホテルです。
ルブアは、スワンナプーム国際空港やドンムアン国際空港からも約40分の場所に位置するシーロムエリアにあります。チャオプラヤー川沿いまでは徒歩10分程度、BTS(高架鉄道)サパーン・タクシン駅まで徒歩約8分と車移動の際、渋滞にぶつかりがちのバンコクでは安心できる立地。ジャルンクルン通りとシーロム通りの角に建ち、下町の雰囲気を残した「古き」と、高層ビルやショッピングコンプレックスといった「新しき」を同時に体感できるのも長所です。
古き良き、新しきバンコクを知るホテル・ステイ
その最新ポイントといえば、タイ最大級のショッピングコンプレックス『アイコンサイアム(ICONSIAM)』(クローンサーンエリア)。2018年11月に開業し、今や日本人はもちろん、世界中の旅行者が目指す複合施設です。
1階には水上マーケットを模した、飲食とお土産ハントに便利な「SOOKSIAM」(スックサイアム)。4階、5階には、タイの一村一品運動「OTOP」の伝統工芸品や特産品のセレクトショップなどがあります。営業時間が10:00~22:00と長い上、天候に左右されずに過ごせるのも利点。暑季(3月~5月)、高温になる正午前後、雨季(6月~10月)のスコール時などにブッキングすると時間を無駄にすることがありません。
一方、まるで戦前戦後の昭和の街並みを見るような風景にも出逢えます。朝ごはんを商う屋台、托鉢中の僧侶の姿、軽油の臭いを残して走り去るトゥクトゥクやオフィスへと急ぐビジネスマン。過去と現代が交叉するギャップこそバンコクらしい情景です。
★
なかでも、ローカルと旅行者に絶大な支持を集めるのがタイ式のお粥屋さん『ジョーク・プリンス』(ジョークとはタイ語でお粥)。創業70年以上の老舗でミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれたジャルンクルン通り沿いの食堂です。他ホテルの宿泊者でありながら、眠い目を擦りつつ、わざわざ足を運ぶ人気店。ジャスミンライスの香り漂うトロトロのお粥は癖になるおいしさなのですが、徒歩数分にあるのですから羨望を集めるのは当然。その場で食べても、客室に持ち帰ってゆったり食べてもご満足いただけます。
また、近所の古い建物をリノベーションしたレストランやカフェも人気。このように宿泊するだけで図らずも予定組めてしまうルブアですが、夜までがフルコース。ここで本領発揮は、最初にご紹介したルーフトップバーでありレストランなのです。
記憶に焼きつくルーフトップバー&レストラン体験
ルブア最大のアクティビティとおもてなしは5つのレストランと6つのバーによるおもてなし。とくに高層階からは素晴らしい夜景が臨め、タイならではのスケール感が得られます。
ルブアのレストラン&バー
<レストラン>
・Mezzaluna(フランス料理/65階)
・Chef’s Table(フランス料理/61階)
・Sirocco(地中海料理/63階)
・Breeze(中華料理/51階)
・Café Mozu(朝食及び多国籍料理/13階Mozu Floor)
<バー>
・Alfresco 64(ウイスキーバー/64階)
・Pink(シャンパンバー/61階)
・Flute(シャンパンバー/64階)
・Sky Bar(カクテルバー/63階)
・lebua no. 3(キャビア&カクテルバー/51階)
・Distil Bar(シガー&カクテルバー/64階)
ご注目いただきたいのが、タイでミシュランの格付けがスタートした2018年からミシュラン2つ星を獲得し続けているフランス料理の『Mezzaluna(メッツァルーナ)』と2019年にオープンした2つ星の『Chef’s Table(シェフズ テーブル)』。常にバンコクのフード・シーンを賑わす存在であり、「ミシュランガイドタイ」発売以降、連続で星をとり続けるのは『Mezzaluna』だけです。
しかも、エグゼクティブシェフを務めるのは新潟県出身の川崎竜喜シェフ。1皿が2品からなるイノベーティブスタイルの「季節のテイスティングコメニュー」(8,000バーツ++)には、フレンチの伝統的な技法と、私たちにとってもごちそうである日本の高級食材が取り入れられています。
しかも、ここは「微笑みの国」、タイ。フロアスタッフはフレンドリー。その上、ソムリエやパティシエは日本語が理解できる親日家。例えミシュランレストランが初めてだとして緊張少なく味わっていただけます。記念日やご自分へのご褒美のお食事の場としてもぴったりです。
季節のテイスティングメニュー
メニュー一例(2024年6月)その日のアミューズと7皿で構成
1 柚子果汁で〆たシマアジ(きゅうり、ディル、青柚子、オセトラキャビア)
2 グリエしたアオリイカ(花ズッキーニ、ムール貝、サフラン風味のオランディーヌソース)または 女貝あわびのフリカッセ(ラルド、アーティチョーク、
インゲン豆、山椒)
3 ソテーしたスコットランド産手長海老(ゴールドラッシュ、紫雲丹、ポップコーン、ビスク)
4 昆布でマリネしたマナガツオ(なす、万願寺唐辛子、紫蘇)または クリスピーにフライにしたアイナメ(山芋、イベリコハム、沢蟹のジュ)
5 茸のムースを詰めたほろほろ鳥(フォアグラ、シャインマスカット、しょうがのコンフィ、ヴェルジュソース)
6 備長炭でグリエした新潟村上牛(真蛸、コリンキー、かんずり)または 夏鹿のロースト(ビーツ、ポワブラードソース)
7 宮崎マンゴー(よもぎ、ティムッとペッパー、フロマージュブラン)またはタイ産ココア(からぎ茶、ブラックフルーツ、ブランデー梅酒)
日本の四季を感じさせる厳選した食材を使用している点も『Mezzaluna』が愛される理由。重くボリューミーになりがちのフランス料理を軽やかに仕上げるのは、柑橘類や昆布で〆た魚貝。また、川崎シェフの故郷・新潟より届く村上牛は、日本でも出逢いの場が少ない希少牛です。
一般的に知られる「にいがた和牛」は、格付等級A-3・B-3以上のものを総称した牛肉ですが、「村上牛」は、新潟県村上市及び関川村、胎内市で飼育された格付等級A-4・B-4以上のもののみで優れた品質で知られます。飼料にこだわり、稲わら、乾牧草他をブレンドしたものを食し、約20ヶ月に渡って育成。鮮やかな色、豊かな風味、サシのとろけるような味わいが魅力です。
黄昏時、『スカイバー(Sky Bar)』他、お好みのバーで食前酒。そして、『Mezzaluna』でディナー。さらにハシゴできるのもルブアの素晴らしさ。ベッド
にもっとも近いレストラン&バーで、夢心地のバンコク旅をお楽しみいただけます。
目を閉じても、帰国後も、この時に見た光景を忘れることはないでしょう。
尚、PINKにてルブアをご予約いただいたお客様に限って同ホテルレストランのご予約も承っております。
ルーフトップレストラン予約はこちらより どうぞ。掲載以外のルブア内のレストランもお気軽にお問い合わせください。
次回後編は、ルブアのホテル機能をご紹介させていただきます。
撮影・文:泉美 咲月(Satsuki Izumi)
一部画像提供:lebua Hotels and Resorts
ルブア アット ステートタワー & タワークラブ アット ルブア
住所:1055 Silom Road, Bangrak, Bangkok Thailand
URL: https://lebua.com/
問い合わせ先:03-6264-0740
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