ザ・ファーム｜世界の数々のスパアワードを受賞している知る人ぞ知るフィリピンのウェルネスリゾート – PINK

THE FARM AT SAN BENITO / フィリピン（サンベニート）

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マニラから車で2時間弱　知られざるフィリピンの自然の中で。

ザ・ファームアットサンベニートは、2007年オープン。
マニラから南東へ車で約2時間。リパ市郊外にある「ホリスティック・メディカル」理論を取入れた5つ星メディカル・スパリゾート。元はココナッツ・コーヒー農園だった山の裾野ジャングルの中に「ザ・ファーム」はある。
できるだけ自然の熱帯植物がそのまま残され、緑に包まれる気分になれる環境になっている。

ザ・ファームでは、「ホリスティック・ヘルス」を理念に、心地よい自然環境の下で、自然の摂理に従って、足りないものを補い余分なものを落とすことの両面から心身のバランスを図る滞在ができる。

単なる癒しやリラックスだけでなく、セラピストの他に、専門医師・看護師が常駐し、トリートメントによって健康増進や病気予防を行うという自然療法（ナチュロパシー）をベースに、医療チームによる本格的なメディカルメニューの施術も受けながら、オーガニック野菜のヴィーガン料理などで、極上のデトックスが体験できるのがリピーターが多い理由のようだ。

医療が融合した滞在型のスパ・プログラムが充実しているのが特徴

ザ・ファームでは最初のドクターのカウンセリングの際、指先から採血し、一人一人の健康状態をチェックして、適切なプログラムをアドバイスしていく。
主に３つのプログラム(予防・療養・健康増進)から、カウンセリングによって、デトックス(解毒療法)やダイエット・ストレス・糖尿病対策・禁煙など多岐に渡るプログラムをゲストの希望に合わせて組み立てていく流れだ。

トリートメントとそれをサポートするセラピーは、フィリピンの伝統的マッサージ“ヒロット”やタイ式、バリ式など各国セラピー、リンパマッサージや腸内洗浄、ヨガにチベット式エクササイズなど、30種類を超えるほど細分化しているという。

基本的に英語でのやりとりだが、血液の典型的な例が日本語訳つきのファイルにまとまっていて、そのファイルを見ながらわかりやすく話をしてくれるので安心して大丈夫。

ちなみにホテルオーナーは、アメリカ企業ビジネスマンとして初めてフィリピンへ。その後実業家へ転身、慢性疲労や不眠症など体調不良が深刻になり、薬に頼る生活を続ける中で、自身でたどり着いたスタイルだという。どんなことでもまずデトックスからという考え。物理的な体の悪いものを取り除く、という面と精神的なデトックス両方が必要で、西洋医学、東洋医学療法の考え方の両方を取り入れているのが特徴だ。

究極のヴィーガンフード

ホテル内の菜園で取れた野菜を使ったベジ中心の食事の一例。ロウフードや通常メニューなども選択可能／イメージ

ザ･ファームの基本コンセプトは、「植物のエネルギーを体に」というもの。

なので、敷地内のオーガニックガーデンで栽培した野菜で、動物性タンパク質や乳製品、卵をも使用しない究極のヴィーガンフードが中心。
火にかけない調理法を取り入れ、食材に含まれる酵素やビタミンを壊すことなく摂取するという考えのもと、工夫されたローフード料理が楽しめる。
とはいえ、ダイエットメニューや睡眠、禁煙、体重増量など様々な目的のゲストの要望に応えることが可能だ。