毎年 1月1日は映画を観に行くことにしている。
この日はロードショー映画が1000円で入場できるからだ。
今年は アルフォン・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」を観ようと決めていた。
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、作業中の宇宙飛行士が、事故によりを無重力の宇宙を漂流する。
誰もいない。思うように動けない。そして孤独。
しかし すばらしく美しい地球が 目の前に見える。
私たちは約90分間ただただこの状況を見つめるのみ。
この映画は、宇宙体験そのものだ。
見ているこちらも 最初から90分 無重力感覚のような<宙吊り気分>になる。
「見える」のに「直接触れることができず」「誰にも共感されない」この上ない孤独感は、
美しく整えられた都会で味わう この地上の人の孤独感にも通じるかもしれない。
しかも 目の前に多くの人々がいればいるほど感じる 孤独。
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2001年アメリカの大富豪が4月28日から5月6日まで国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した。
それを皮切りに 現在はJTBも宇宙旅行を民間に販売している時代。
もしかしたら、今後 宇宙体験する人が 自分に知人にの中から出てくるやもしれない。
しかしどうやって撮ったのだろう?
想像を絶する この監督の「リアル感」には目が離せない。