ブータンは、「観光する国」ではありません。
そこで過ごして、「感じる国」だと思います。
「幸せ」というものが「体験するもの」でも「得るもの」でもないように。
聞けば、まるでドラマの水戸黄門のように
庶民の中に顔を出し、直接問題を聞き、解決をしていく国王は
ブータン人にとって憧れであり、大好きなセレブであり、そして間違いなく国政をつかさどる国王なのです。
思わず私も好きになって、国王のバッジを買ってしまいました。
国民 皆が問題があれば、国王が解決してくれると信じ、
事実非常に分かりやすい具体的な対処をしていく
この国内でのスムースなコミュニケーション。
着物一枚を1年かけて手織る
未だしっかり残る 手間のかかるヒトの腕に残る文化。
一般の家の窓枠の形さえ規定の型のある厳しい条例のある国。
しかし、どこの風景をみても「らしく」美しい。
ブータンにいて、日本の国政を考えると、改めて悲しくなったのは事実です。
ブータンへの外国人渡航者で多いのが、
1位がアメリカ、2位が日本 というのは
何かを物語っているのでしょう。
この春から、公定料金、ドゥルク航空も値上げになるようです。
その代わり、今、各ホテルはサービスレベルを上げるよう国から要請されているそうです。
国王は「ヒトは何をもって満足を感じるのか?」を良く御存じな方なのかもしれません。
単なる旅行ではなく、国政とは?ヒトの人生とは?文化とは?など様々な感性に問いかける数日間となりました。
「幸せってなんだっけ?」
ぜひ 皆さんに訪れて感じてみていただきたいと思います。