食事というより、「食体験」~フロリルージュ

今中々予約の取れないフレンチレストラン。
1か月半待ちで何とかとれて行ってきた「フロリルージュ」にランチへ。
ここは店のほとんどがカウンター席のみ。
調理場を囲うように座る。
つまりスタッフの調理や手さばきの様子を眺めながら、客同士が横並びで会話をする劇場型レストラン。

ランチ6品のメニューは以下の通り。
投影 さつまいも
サスナビリティー 牛
コントラスト フォアグラ
ヘテロ 牡蠣
分かち合う 塊肉
艶めかしさ 黒糖
お似合い モッツァレラ

ディッシュが出てくる度、様々なスタッフがかわるがわるメニューの説明をしてくれる。
まさに劇場型。
例えば「異」を意味する「ヘテロ」は、様々な温度の食材と共に特大の牡蠣を食べ、
塊肉はカウンターに並ぶそれぞれのゲストに切り分けられ、「分かち合う」。
私達は料理を噛み締めながら、同時に言葉も噛み締めることになる。

美味しさ共にその楽しさ
こんな旅行会社になれたらいいなぁ、と思った。

「カンテサンス」や「ブルギニオン」といった有名シェフのもとで修行した川手氏が最後にお見送りに出てきてくださった。
そして思わず 帰りに次回の予約を入れてしまった(笑)
青山/外苑前 フロリレージュ