映画〜「華麗なるギャッツビー」

原作の「ザ・グレート・ギャッツビー」は、ヘミングウェイなどに代表される「ロストゼネレーション世代」の作家F・スコット・フィッツジェラルドの作品。ロストゼネレーション世代とは、欧米諸国で20代の時に第一次大戦中に遭遇して、従来の価値観に懐疑的な世代を指すそうだ。
オールドマネーとニューマネーの男と女の恋愛物語。どこか醒めた極めて大人の「おとぎ話」だ。

我々世代には、ロバート・レッドフォードとミア・ファローの映画が印象に残るが、最新作は、レオナルド・ディカプリオ主演。
監督が「ムーランルージュ」などで知られるバズ・ラーマンということもあり、エンターテイメント性重視で、3Dで観た。
3Dだとふたりで5000円近くかかるんですね。

それは若い頃に観た前作が全体が放つ大人な雰囲気とは異なり、音楽のせいか何となく現代風で感情移入ができなかった、というのが率直な感想。
恐らく前作が、「アメリカが憧れだった頃」の映画であり、「外人、白人だからこそ、似合うラルフローレンだった頃」だったせいかもしれない。
ディカプリオはやっぱり演技派なのだが、自分が歳をとったせいなのか、今回はどうしても恋愛映画の範疇から出ない印象だった。
旅行で以前と同じ場所を訪れても、年齢と共に感動のポイントが変わるのと同じように、映画も年齢と共に印象が変わるのだとつくづく感じた。

しかし、
デートにはぴったりの 映画だと
思う。
華麗なるギャッツビー公式サイト