最近はあまりそいう読み方をしませんが、
「はっか にぶんのいち」と読みます。
私の大大好きなイタリアの名監督フェデリコ・フェリーニの作品。
スランプの映画監督が、温泉地に来て静養しながら、次回作の構想を練っているところに、会社や愛人が追いかけてきて、彼を追い詰める、というストーリー。
フェリーニは実に「夢」のような映像を見事に作り出します。
時に、オールセットで、黒いビニールで荒くれた海を表現したり
表現も衣装もカメラワークも独特。
ニノ・ロータの音楽がぴったりあって
決して 物語を追う映画でも、意味を考える映画でもありません。
「81/2」は昨年「NINE」という映画で、リメイクされました。
私のイタリアのイメージはほぼフェリーニ映画から
作られたといっても過言ではありません。
ところでフェリーニは黒澤明にように、独創的なイラストを描きます。
その原画は、新宿のパークハイアットホテルの各階に飾られています。
ファンにはたまりません。
素敵ですよ。
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