世界的コロナ禍になって半年が経ちました。
ご存知の通り海外への飛行機も最少規模のみの運航で、国内路線もだいぶ回復したとはいえ、感染者数の増加を考えると、withコロナと人の移動の共存の難しさはまだまだ解決策が見つかるまではかなり時間がかかりそうです。そう実感したら、どうしても前向きなブログが書きづらくなってしまい、しばらくぶりのブログとなってしまいました。
「ココロとからだにいい旅」をポリシーにやってきた弊社では、すぐに同じテーマで国内でもツアーを開始しましたが、それも、もしかしたら考えを改めなければならない時期がくるように思えてきました。
それは安心できる「暮らし」という土台あってのテーマであるからです。
今、私自身をはじめ、多くの方々の「暮らし」自体がちょっと揺らいでいるように感じるからです。その中にあっての旅行は中々ハードルの高い行動と言えるでしょう。たった半年で経済環境が変わってしまった方は、きっと私達旅行会社だけではないでしょう。
このコロナ禍で私は気づけたこともたくさんありました。
身近なITで結構便利に暮らせて楽しめる、とかuber eatsの便利さとか、通勤ていらなかったんだ、とか、意外と近場に楽しめる場所があったんだ、とか。
我々は今、リアルな体験はスモールワールド(国内)でやり過ごす規模感と、ITを利用して味わえるグローバル(世界)感とのバランス感覚を探ってる感じ。でも海外旅行を楽しんだ経験のある方であれば、やっぱりオンライントラベルの限界を感じるかもしれませんね。
「休みが取りづらい」とか嘆いたりしていたのに、今では時間のゆとりもたっぷりあるし、すっかりオンラインワークの術も身につけて、自分のスタイルでスケジュールが組める自由を手に入れられた 、のに、 海外旅行の道はある意味絶たれ、国内旅行ですらどこか後ろめたさがつきまとう不自由さ。 開放感や非日常を楽しみたくて出かけるのに、暑い中マスクをして、アルコール消毒をして、何なら検温してからお店に入る違和感。
確かにしょうがない!けれどこのモヤ〜ッとした気持、どうにかしたくなりますよね。 ただここでその気持のやりどころを携帯ゲームやつまらない買い物や動画サービスのドラマとかで代用して自分を自分を誤魔化せるのも、もうそろそろ飽きてきたか、あきらめの境地に入りつつあるか・・・。
昨年のゴールデンウィーク直前にスリランカで爆破テロがあった際、ご出発予定のお客様に「スリランカはなくなりませんので、是非機会を改めて、またお楽しみください」とお伝えしていました。
決して「外国」は無くなりませんし、いつかは相互に旅行ができる日が必ずきます。来たるべき、次回の海外旅行のために、皆さま是非旅先でやってみたいことの下調べや貯金を!
とかしか 今は言えない、という感じでしょうか。
この期に及んで何か面白そうなことをやってみたい、という方がいらっしゃいましたら是非ご一報を!
PINKも色々模索しています。