つい先日、赤坂のニューオータニ「SATSUKI」に朝食を食べに行ってきました。
「健康と発酵をテーマにした最強の朝食」の朝食ビュッフェという触れ込み。
食べる事が趣味、と言っていい僕にとって、とても満足できたメニューでした。
素直に、「すべてのごはんが、きちんと美味しかった!」。
総料理長が日本全国訪ね歩き、見つけ出した厳撰の食材のみを使用しているそうです。
和・洋・中の王道メニューの中、ビネガージュース、しらすのオムレツや黒酢の手毬寿司(こはだ)、「ピエール・エルメ・パリ」のヴィエノワズリー(いわゆるリッチなパン)やヨーグルトなど、どれを食べても美味しかったし、何よりサービスが良かったのです。(密かにSATSUKIのケーキにも期待したけれど、流石になかったけどw)
ピエールエルメのパンなんか、町場の店で買ったら1個5ー600円するけど、いいのだろうか?とふと卑しい言葉が浮かんでしまった。。。
ニューオータニは1964年9月1日開業。僕より1歳上の還暦目前。
だからロビー回りや雰囲気は往年の昭和のスターが行き交う幻が見えそうな独特の薄暗さや重厚感と古さが相まった大人のムード。若い人にはどんな風に見えるんだろう?
昨今パワースポットとも言われる滝がある日本庭園など、「都会の中の古き良き日本」を保っている貴重なホテルのひとつだけれど、インスタ映えするかどうかはわからない。
ひとつ言えることは、「歴史あるホテル」は絶対サービスに手を抜いて欲しくない!(じゃないと古くてオワッタホテルになっちゃう)てっこと。
どんなに古くても、身なりの美しい姿勢正しいスタッフ、手を抜いていないサービスは、やっぱり経験とプライド感じられてかっこいい。
その点でも、ニューオータニの朝ごはんは、最高だったのです。
美味しい朝食は、最高のサービスがあってこそ!
スタッフの気遣い。
手作りを感じる食事。
ホテル以外でほぼつくられてきた冷凍を解凍した食事ではない(人間の舌を侮ってはいけない)、きちんとした作る手の気持ちが伝わってくる 手作りの食事。
朝ごはんは、朝からメニュー構成から素敵な演出、お料理と、素晴らしいひとつエンタメなのだから。
ちなみに僕が今まで印象に残っている朝食は
*フランス ノルマンディ シャトーデ・キャナシーの朝食
*タイ バンコクのスコタイホテルの朝食
*タイ バンコク カボションホテルの朝食
かな。
ホテルのサイズ感にかかわらず、どこもめちゃくちゃ雰囲気がいいし味がいい。
偶然にもこの3か所はシェフの友人と一緒に行ったけれど、彼も同意見でした。
大切な1日の始まりに、気持ちがぐっと上がる。楽しくなる。
時にはこういうささやかな贅沢を楽しみに出かけるのもいいものです。