昨晩 タイのインラック首相が会見を行い、バンコク都民に向けて以下の声明を発表しました。
・これまでに注意・警戒を呼びかけられた19地区およびバンコク都心部の住民は、数日中に新たな大量の水が流れ込む可能性に備えてほしい。
・浸水のレベルは、バンコクで10cmから1.5mの見通し。
・重要拠点として、王宮および王室関連施設、電力供給・給水施設といった基本インフラなどを重点的に守る方針
として、住民向け、旅行者向けにそれぞれ注意を促しました。
中でも「バンコクへ旅行を予定されている皆様は、今月いっぱい洪水の影響が懸念されるため、10月中の渡航の延期をご検討ください」とのこと。
この言葉には、緊張感が高まります。
しかしながら、本日現在の状況は下記の通りです。
<事態が急変する場合もあるが、今のところ観光エリアについては平常とあまり変わらない>というのが実際のようです。
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■ツアー催行状況 *現在通常催行と記載しても急変する可能性があります。
・バンコク市内観光:通常催行。
※暁の寺院船着き場の水位の上昇がみられます。その時の判断で危険の場合、黄金仏寺院代案として変更致します。
・ディナークルーズ(バンコク):リバーシティーから出航するディナークルーズは、夕方から夜の川の水位の上昇がみられるため、10月27日〜31日まで運休が決定しました。。
主なクルーズは、チャオプラヤプリンセス、グランドパール、ウェンファなど
・アユタヤツアー :一旦11月7日まで催行中止。早期回復の場合は早まる可能性もあります。催行の目途としては、道路の水が乾き川の水位が下がり、衛生的に回復したところで観光の再開の目途。
・ダムヌンサドアク水上市場:通常催行ですが、状況によっては、ココナッツファームよりボートでなく、陸路で移動を検討。
●都内の影響を受けていない地区
バンコク都内のビジネスエリアおよび観光客の滞在するエリア、主要な観光地では、現在洪水の影響は出ておりません。
・シーロム通りなどのビジネスエリア
・ホテルが集中しているスクンビット通りエリア
※上記エリアでは、治水システムにより排水が管理されています。
●公共交通機関
・BTS、地下鉄(MRT)及びスワンナプーム国際空港から市内へのアクセス(エアポートリンク含む)は通常通り運行中。
※ドンムアン空港を拠点とする国内航空会社下記2社は、本日現地時刻12時より運航を停止またはフライトの振り替え中を実施。
1.ノック・エアー:10月31日までの運航停止
ノックエアーコールセンター1318
2.オリエントタイ航空:10月25日午後3時より全てのフライトをスワンナプーム国際空港へ運航振り替え
オリエントタイ航空コールセンター:1126
※タイ北部へ向かう長距離バスは現在運休中となります。北部へご出発の方は空路をご利用下さい。
※今後タイ中部の訪問を予定されている方は、現地の天候、水害の状況、交通機関の運行状況を予めご確認下さい。
●タイの閣議で首都バンコクを含む洪水の影響を受けた、計21特別行政区・県を、10月27日(木)、28日(金)、31日(月)を休日と決定。これにより10月27日から31日まで5連休となります。
以上です。
10月25・26付 タイ政府観光庁のサイトより一部抜粋させていただきました。