昨日アビリンピック(埼玉県障害者技能競技大会)に行ってきました。
私は主催される方の手伝いをかねて、埼玉の友人と一緒に。
以前から、こうしたことに少し興味がありました。
私がよく泳ぎに行くプールに、障害者の方々がよくいらしていて
いつもその泳ぎと曇りのないさわやかな笑顔に感銘を受けていました。
一緒に来た友人も、よく寄付付の商品などを購入していたようです。
アビリンピックは技能競技大会なので、
耳や言語が不自由な中学、高校生くらいの方々が、
パソコンのデータ入力や電子機器の組み立て、
ビル清掃や喫茶サービスなどを行い、その行動を採点されます。
皆学生服にゼッケンをつけ、物静かに懸命に競技に取り組みます。
私と友人は喫茶サービスのお手伝いで
喫茶店でメニューからコーヒーなどを注文し、飲むだけの役でした。
「いらっしゃいませ」「こちらのお席へどうぞ」「ご注文を繰り返します」・・・
何気ないやり取りにも、緊張感が漂います。
ホットコーヒーに、アイス用のガムシロップがついてくることもありました。
2人一組のお客様役に、私はたまたまリハビリテーションセンターの所長様と組み合せになり
テーブルにつき、ほんの5分程度でしたが、お話をさせていただく機会がありました。
センターの目的は、障害をもった方々の自立をめざしているので
厳しい視点も持たなければならないこと。
そして、仕事には究極、障害のあるなしではなく、
「明るさ」や「素直さ」「やさしさ(気配り」が重要であること。
待合室で緊張した面持ちで出番を待つ子供たちや
本当に懸命に床を磨く清掃競技の方、
喫茶サービスでうまく次の言葉が出ず、競技を終えてから泣いている高校生・・・
胸が熱くなってしまいました。
私も十分子供がいてよい年齢です。
本当にわずかですが、何かの役に立てた良い機会をいただいたと思います。
主催会社の方々を始め、関係者の方々に感謝します。
ありがとうございました。