お客様旅行記〜「スペイン2010夏」第4弾

セビージャ大学から、路面電車にひかれないよう自転車で走り、カテドラルへ。
セビージャのカテドラルは、世界第3位の大きさの大聖堂だそうです。
「後世の人々に、アホか!!!と思われるくらいすごい聖堂をつくろうじゃないか」というコンセプトで作られたらしい。
コンセプトもすごいけど、確かに「すごい」聖堂です。

内部の高〜〜〜い天井(見上げて首が痛くなった私。そうならないよう、天井を見る用の鏡がありました)
パイプオルガン、鈍い光の金や銀。
外は日差しが眩しいのに、ここはしーんと暗い。
これだけのものを作った人々の信仰心とか、キリスト教の勢力といったものを想います。
特にスペインは、イスラム勢力下にあった時代があり、そのあとキリスト教勢力が征服し返した、という歴史もあるし。
このカテドラルも元はモスクだったのですって。

そしていよいよ、セビージャのシンボル、ヒラルダの塔にのぼることに。
スロープを延々とのぼるので大変なのですが、てっぺんから360度見渡せるセビージャの景色と(写真)、
風の気持ち良さは筋肉痛の価値がありますよ!
旅先でぐらいしか、自分の足で高いところにのぼることもあまりないですしね。

脱線します!

私の今まで見た、「のぼって良かった絶景高いところTop 3」
1位:チェコ、チェスキ・クルムロフのお城の塔
2位:ベルギー、ブルージュの鐘楼
3位:アメリカ、NYのエンパイアステートビル
1位と2位は同列に近いです。ぜひ絶景を確かめに行ってみてください。

「ものすごく怖かった高いところTop 3」
1位:日本、江戸東京博物館のエスカレーター
2位:ドイツ、ノイシュバンシュタイン城を見る吊り橋
3位:スペイン、バルセロナのカサ・ミラの屋上
なんともスリリングなので、確かめに行ってみてください。

ヒラルダの塔をおり、「オレンジの庭」を通ってカテドラルを後にします。
暗いカテドラル内から外の光の中に出て最初に目にするこの中庭、闇と光、石と緑のコントラストがとても好きです。
塔の上から見おろす「オレンジの庭」も素敵なんですよ。(写真)

ちょうどシエスタの終わった街へ買い物へ。
まずは、先生にたのまれたマントンを購入に向かいました。
マントンとは、刺繍の美しい大判のショールみたいなもので、巻いて衣装にもできるし、振って華麗に舞ったりするのです。
(私はマントンに振り回されたことはあります。)
やっぱり本場は種類も豊富だし、本当に美しい品物がたくさんあって、うっとりでした。
その後、フラメンコシューズ専門店で、時間を忘れてお買い物。
さらにお稽古での友達にたのまれた品などを買い、「自転車に積めないじゃん」と
いうくらい荷物がふくれあがったものの、どうやら無事にホテルに帰りついたのでした。

夜はタクシーでフラメンコを観に。
ちなみにセビージャにフラメンコのタブラオはたくさんありますが、
私達が行ったのは、老舗のLos Gallos。(ロス・ガジョス)
観光客がわさっと入れるような大規模タブラオではなくて、踊り手、歌い手、ギタリストと近く、本気系なのが私は好きです。

セビの夜は更け、いよいよ次はレッスン日