蛍光灯の灯りは苦手だ。
あの東京タワーは、子供頃から見慣れた建築物であるせいか、はたまた少し控えめなオレンジ色の光に包まれているせいか、郷愁が漂う。
子供の頃の思い出をふと思い出したりしながら、自撮り棒で撮影をする外人達とすれ違いながら「豆腐屋うかい」に到着。
東京タワーを正面に見ながら、門をくぐり石畳を歩けば、そこは全く異空間の日本庭園。
日本家屋の背景に、ドーンと構える東京タワーの構図は何度見てもワクワクするし、「やっぱりトーキョーは面白い」と思ってしまう。
石灯籠に程よ石灯籠紅葉、鯉の泳ぐ静かな庭を抜けてレセプションへ。
そこには魅せるための囲炉裏端のある和室があり、季節の飾り付けがある。
我々はこうしたしつらえを、すでに未知のカルチャーとして受け入れざるを得ない、そんな世代なのである。
郷愁と非日常空間、そして驚きの光景。
心に新鮮なカルチャー。
更に美味しい食事。
まさに旅そのもの でした。