母親と息子のハワイ

飛行機嫌いの母親が、70を過ぎて、やっと海外旅行に行くことを承諾してくれた昨年の台湾旅行に次いで2回目の親子旅行。
今回は海外旅行の定番、ハワイ。初の日付変更線越えや時差、飛行時間等様々な心配はあったが、無事帰国した。
私は早くから家をでたこともあり、母親と2人きりではおそらく会話もままならない。
前回に続き、同年の友人(男)とそのお母様も一緒なのでお互いに楽しく、心強い。

<今夏にオープンしたばかりのリッツカールトン・レジデンス・ワイキキに宿泊>

RITZ滞在は今夏にオープンしたばかりのリッツカールトン。ここはレジデンスなので、フルキッチンに、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯乾燥機付。目の前がフォートデルシーのため、ビーチからはずいぶん奥まった場所にありながら、ロビーからも部屋からも十分海を見渡すことが出来るオーシャンビュー。ソファベッドのあるリビングスペースもあり、50平米弱の部屋としては広々していて、開放感がある。ツインベッドが割合的にかなり少ないと聞いていたので心配だったが、リクエスト通りツインベッドでまずは安心。
プールは小さ目だけれど、ジムやヨガスタジオもあり、スタッフの対応は、他都市のリッツと違い、非常にフレンドリー。けれどやはりサービスもよく、アメニティも充実している。カラカウア通りにもクヒオ通りにも出やすく、アラモアナセンターへもタクシーで10$程度で、便利な立地。ただし、まだまだオープンしたて感は残っていて、電話がつながっていなかったり、ハウスキーピングが変な時間に来たり、とハワイらしいのんびり感はあった。

<定番のレストラン&人気レストランへ>

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昔に比べると、ハワイの食事は選べば 結構美味しくなった。定番の「マリポサ」から始めて、カハラの「プルメリア・ビーチ・ハウス」やハレクラニ「オーキッド」のサンデーブランチ、「ハレベトナム」での食事は、大人らしく振る舞ったつもりだが、「和さび」やアラモアナホテルの「ロイヤルガーデン」の中華、ノースの「mackys shrimp」のランチボックスなどバラエティに富めるのがハワイの魅力だ。
東京では予約の取れないらしいレストラン「ウルフギャング」も行ってみた。助かったのは、3食外食も辛いだろうとシェフである友達が朝食を作ってくれたこと。しかもハワイは作ると、とてもローコストになる。

<「ザ・ハワイ」な光景に感動>

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母達はハレクラニでのブランチの後、目前に広がる「ダイヤモンドへッド&ワイキキビーチ」のTHE HAWAIIな景色に いたく喜んでくれ、タートルベイでは目の前に甲羅干しをしに砂浜に上がってきた海亀に出くわし、カハラでもイルカのデモンストレーションを見ることができて、日本では見たことがない様な子供の様な目をして喜んでいた。実際 帰国後、撮った写真を見てみると、うちの母ってこんなに笑う人だったっけ?と思うくらい、笑っている写真が多かった。
昨年に続き、写真はアルバムにして渡すつもりだ。

<もっと早く やっておけばよかった・・かも>

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ずっと一緒にいたわけでも、いるわけでもないから、とにかく母達が疲れない、笑顔を見るための時間にしたつもりだ。きっと同居していたら、こう素直な気持にはならないかもしれない。
お母様やお父様と出かけるお客様のことは、いつも尊敬している。なのに実は私自身は親が70過ぎるまでこんな旅は考えていなかった。。。。

反省。

「息子と親の旅」。
ハワイの景色が明るく美しいほど、
しばらくぶりに見る母の手元やおばあちゃんに似てきた顔がふと気になり、少しだけさみしい気持になったことも事実だ。
彼女はこの歳でもまだ働いている。
その強さと優しさに心から感謝している。
来年もどこかに出かけるかもしれない。
いずれにしろ、現地で母たち共々お世話をしてくださったかつての同僚、そして、こんな旅の仕方を教えてくれた友人に心から感謝したい。
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RITZーCARTON WAIKIKI 公式サイト