ウチには4匹の犬がいる。
上から15歳のチワワ、14歳のラブラドールレトリーバー、11歳のキャバリア、そして8歳になる狆。
皆高齢なのだが、中でも14歳のラブラドール♀は、大型犬の平均的寿命12.3歳のところ、人間にしたら100歳近くで、かなり頑張っている老犬。
ここ1カ月で彼女は後ろ脚にチカラが入らなくなった様子。いよいよトイレに介助が必要になった。

喋れない分、彼らは十二分に目で語る。
トイレに行きたい、これ食べたくない、とか。
そして、知っている人がくるとシッポをいっぱい振って、頑張って立ち上がろうとしたりする。

彼らが寡黙に淡々と生き様を精いっぱい見せてくれているようで、哀しい時もあれば、時には勇気づけられることもある。

ふとした行動に胸が熱くなる。

桜の季節が、終わろうとしている。
時間が経つのなが、もう少しゆっくりであったらいいのに。
そう願ったりする。