北タイ バーンロムサイの物語~ものづくりが命を救う

12/1は世界エイズデー。
世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したものだそうです。
今 東京の青山の伊藤忠青山アートスクエアで「バーンロムサイの物語-北タイ・ナンプレー村での15年-」というエキシビジョンが開催されています。
バーンロムサイは、エイズで親を亡くし、自身も母子感染した孤児たちの生活施設。
日本人女性が北タイ ナンプレー村(チェンマイ空港から車で20分程度)に建てたものです。

バーンロムサイとは、タイ語で「ガジュマルの木の下の家」。

この施設の素晴らしさは、
寄付に頼ることのないよう自立のための事業として、
当初よりNPO法人バーンロムサイジャパンの支援のもと、縫製場とゲストハウスを運営してきたところです。
この事業がいわば“家業”となって、今現在 子どもたちの将来の職場になったり、職業訓練になったりしているのです。

今回のイベントは、子供たちによるアート作品の展示&販売のほか、
バーンロムサイでつくられているタイの少数民族の女性やHIV感染者による民族柄の布を使った様々な小物やアクセサリーの販売が行われています。かなりおしゃれなグッズたち。

こうした一連のシステムを心温かい母の想いで築き上げた
<バーンロムサイ>を知るのに  大変すばらしいものになっています。

なお、バーンロムサイに隣接して、今「hoshihana village(ほしはなヴィレッジ)」という宿泊施設があります。
こちらは2009年に製作された日本映画「プール」の舞台にもなっていますが
素敵なゲストハウスです。ヨガ用のサラ(東屋)も最近できたそうです。
宿泊費の一部が、そのままバーンロムサイの収入になります。
先日当社でスリランカのヨガツアーを行ってくださいました小林愛さんも
こちらでヨガリトリートを行われることがあるそうです。
もちろん 当社を通じてお手配も可能です。

昨今、中々出会うことのない
こうした温かさとぬくもりを感じるリレーションシップを実現された方の
「想い」に 私は感動してしまいました。

宜しければ、ぜひこの機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょう?
「バーンロムサイの物語-北タイ・ナンプレー村での15年-」

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ちなみに バーンロムサイが設立された1999年12月当時タイではエイズが猛威をふるい治療薬も行き渡らず、
たくさんの人が感染し亡くなっており、、
開設から3年の間に10名のこどもたちがエイズを発症し命を落としたそうですが、
普及し始めた抗HIV療法を取り入れた後、2002年10月以降はだれ一人亡くなっていないそうです。