それでも世界に出掛けることは面白いと思います。

バングラデシュ、ニース、トルコ‥ここ1ヶ月間で海外では、不安なニュースの連続です。
本来であれば、今は夏休みの旅行で「今まさに出発日が待ち遠しい!」はずが、飛行機に乗ること、空港に着くこと、祭りを観に行くこと‥なんだかすべてが不安で、「このまま動かない方が良いかも⁈」と思っていらっしゃる方々も少なくないと思います。

先日知り合いが、バンコクでバングラデシュ行きの搭乗を待つトランジットでその昼間にあったテロのニュースを知った、という話を聞き、大変驚きましたが、やはり事件のあった付近以外はいたってのんびりした様子だったそうです。
最近「◯◯は危険ですか?安全ですか?」と聞かれることが本当に増えました。私はいつも「そのご質問は、東京や大阪は安全か?というご質問と同じで、中々お答えしづらいのですが‥」と思わず答えてしまいます。その返答が正しいかはわかりませんが、私はTVで流される映像こそ、最もインパクトのある数十秒が選ばれているということが気になります。

何かを知ってしまう事でひとは身を守り方を知る反面、自身の行動範囲を自ら狭め、自ら自身の自由を奪ってしまう事があります。同時に、人は見たいものしか見えないのでインターネットだけでは世界を知ることはできません。何も知らない若かった頃の無茶は、今となってはどれだけ良い思い出となっていることか。
確かに今行き先選びにはやや慎重になることは確かですが、当たり前の事ですが、海外に行くことは、決して無茶なことではありません。

日常的に気をつけるべきことに気遣いながら、
今しかないご自身の時間を、
どうか引き続きお楽しみいただけたら、うれしく思います。